岸本洋介
お問い合わせ先
TEL 075-495-8825
(もくよう連のサイトを見たとお伝え下さい)
住暮楽の社名には、住まいを楽しく、暮らしを楽にする家づくりへの思いがこめられています。 楽しい住まいとは、どのようなものでしょうか。 答えは一つではありませんが、私たちはご夫婦や子どもたちのコミュニケーションが取りやすく、会話の弾む家を中心に考えます。ダイニングやリビングなど、自然と家族が集まり、団らんのひと時を楽しむことができる、そういうスペースをメインに据えます。
また、メインとなる空間の周りに、アウトドアのデッキや、大きな庇で覆った軒下空間、家族全員分の本が並ぶ共有の書斎スペースである「SHIP」、ゴロゴロしたり腰掛けたりできる小さな畳のコーナー、薪ストーブなどを置いて楽しむ土間など、居心地の良い場所をこしらえます。
そして、間取りに回遊性を持たせることで、それらの空間をゆるやかに連続させ、家の中をグルグルと回ることのできる動線を生み出します。絵巻物のように景色がつながり、変化し、その時の気分や季節、室温や日当たりにより、自分で居心地の良い場所を生み出せる。いつも小さな発見があり飽きさせない工夫がある。そんな家を「楽しい住まい」として位置づけています。
では、暮らしを楽にする家とはどのようなものでしょうか。 代表的な部分を挙げますと、まずは家事の負担を軽減してくれる家であることが大切です。豊富な収納スペースが、家のあちこちに効果的に配置されていて、パッと片付けやすくなっていること。洗濯のように手間のかかる家事も、洗う場所・干す場所・仕舞う場所の位置関係をきちんと整理し、動線を短くしておくことで負担を大幅に軽減することができます。
また、高い断熱性・気密性を備えておくことも重要です。季節によって温度変化が少ない家、つまりは夏涼しく、冬暖かい家では大きな暖房器具や分厚い布団や毛布などを持つ必要性が無くなります。ご家族の体調に合わせてこまめに室温を調節することも不要となり、暮らしがとてもシンプルになります。シンプルであることは、暮らしを楽にする家の大切なキーワードです。
このような家がいいな、と思ってくださった方は、ぜひ一度住暮楽まで遊びに来てください。 住暮楽は1階がカフェになっていて、気軽にお茶やランチが楽しめます。2階より上の事務所では、家づくりが大好きなスタッフがいつでもお待ちしております。
(施工可能エリア)
北京都市を中心とする京都府南部及びその周辺地域。
遠方の方は事前にご相談いただきたいと思いますが、これまでに建築実績のある地域は最も西が兵庫県三田市、同じく南は大阪府四條畷市、北は綾部市、東は滋賀県栗東市です。
施工実例①
この建物は、築年不詳の家をリノベーションしました。2階は収納部分に少し手を入れる程度にとどめ、1階を大幅に改装するという方針でプランニング、ただし、玄関を起点として、そこに連なる4畳半の前座敷と明るい南側の庭に面したくれ縁(内縁)はとても良い古び方をしており、味わいのある空間には手を付けたくなかったので、そのままにするという提案をさせて頂いたところ、快くOKして頂きました。
生活の中心となるダイニングキッチンは南側へ。子どもたちが炊事を手伝いやすくなるようなアイランド型のキッチンは、住暮楽オリジナルで製作しました。水回りもすべて刷新し、階段は上り下りの方向を180度変更して、新しいLDKの真ん中を通る現代的なリビング階段としています。これらの新しい部分が、年月を経ることで全体が調和し、より一層美しく愛着の持てる家になるよう、心を込めてつくりました。
元々お祖母ちゃんが暮らしていた家をお孫さんが受け継ぐことになり、リフォームの工務店探しをされていた所、たまたま数年前に隣家の改装を住暮楽がさせて頂いていたことが縁となり、お仕事をご依頼くださいました。
築年数はそれなりに経過しているものの、十分に手入れされていたこの家には、そのまま残しておきたい部分も多くありました。一方で暗く使いにくいキッチンや広い家なのに収納が少ないこと、お風呂と脱衣スペースが寒いことなど問題点がはっきりしていたことから、たいへんスムーズにプランニングが進みました。改装後には「家事の動線や暗い部屋への日当たり、収納問題などが一挙に解決し、大好きだったお祖母ちゃんの家がもっと好きになりました。」との嬉しいお言葉をいただきました。
建築地:京都市
竣工: 2019年2月
建坪: 40坪
施工実例②
この建物は、1階を椅子張り職人をされている奥さまの工房、2階と3階を居住スペースとしています。外壁は焼き杉と漆喰を使用することで京都の伝統的な街並みに溶け込むよう配慮しつつ、上下のバランスについては3Dモデルでいくつかのパターンを作り、お施主さまと入念な打ち合わせを行いました。また、玄関回りには、お店の顔として個性を感じられるよう植栽や板塀の配置など小さな工夫をたくさん施しています。一方内部は家事動線を徹底して短縮し、最小限の動きで炊事や洗濯を終えられるような間取りを心がけました。
当初、家づくりの相談をしに住暮楽へ来てくださったKさんでしたが、椅子張りの職人さんであることがわかるやいなや、住暮楽から逆相談。当時開店して間もない住暮楽カフェのクッション作りやソファの修繕など、様々なお仕事でお世話になりました。その後、土地が決まって念願の工房+家づくりが始まり、住暮楽も全力で良い家になるよう恩返し。お互いをクライアントとして、仕事仲間として尊敬し合う関係は、今後もずっと変わりません。
建築地:京都市
竣工: 2019年3月
施工面積: 104.35㎡(31.6坪)