寒さが本格化する冬。家の中では、暖房の効きが暮らしの快適さを大きく左右します。「木の家」は、自然素材の調湿性や断熱性を活かし、暖かさを逃さず快適に過ごせる工夫がたくさん。

今回のブログでは、私たち工務店集団が手がけた「暖房効率のいい木の家」の施工例を厳選してご紹介します。家族の団らんを包み込む温かい住まいづくりのヒントがきっと見つかるはずです!

 

1. 「磐梯山を望む家」ばんだい東洋建設

冬の寒さが厳しい会津地方で、快適な暖かさを実現した木の家をご紹介します。この住まいは、暖房効率を高める工夫が随所に凝らされています。

大屋根の南向き設計で太陽の光をたっぷり取り込み、室内は自然な暖かさに包まれます。LDKは南北に大きな窓を配置し、日中は暖かな日差しとともに、北側の磐梯山や南側の山並みを楽しめる癒しの空間に仕上げています。また、大きな吹き抜けが暖かい空気を家全体に循環させ、広々とした空間でも効率的に暖房を行います。

OMソーラーシステムと薪ストーブを組み合わせた暖房システムが、この家の快適さの要です。OMソーラーで蓄えた熱と、薪ストーブの自然な暖かさが、会津の厳しい冬も心地よく過ごせる空間を作り出しています。さらに、構造材には地元・会津産の杉を使用し、仕上げにはホタテ漆喰や赤松の無垢材など、断熱性と調湿性に優れた自然素材をふんだんに採用しています。

 

ばんだい東洋建設
磐梯山を望む家

 

2. 「雑木林に囲まれ、薪ストーブのあるスローな家」空間工房LOHAS

雑木林に囲まれた緑豊かな朝霧高原で、自然と調和しながら快適に暮らせる木の家をご紹介します。この住まいは、仕事に忙しい日常を送る住まい手が、自然に囲まれて心癒される空間を目指して設計されました。その中で特に注目すべきは、寒冷地でも快適に過ごせる暖房効率の高さです。

標高700メートルという冷え込みの厳しい立地ながら、OMソーラーシステムが太陽の力を活かし、床暖房を実現。大きな吹き抜けのある広々とした空間でも、家全体を暖かさが包み込みます。また、薪ストーブが加わることで、心地よい暖かさとともに、火を眺めながら癒しの時間を楽しむことができます。

この家は、木材や自然素材をふんだんに使用し、断熱性や調湿性にも優れています。窓の外には四季折々の雑木林が広がり、視覚的な癒しとともにスローライフの豊かさを感じさせてくれます。

自然環境を活かしながら、厳しい寒さにも負けない暖房効率を備えたこの家は、寒冷地での快適な暮らしを求める方にとって理想の住まいといえるでしょう。

 

空間工房LOHAS
雑木林に囲まれ、薪ストーブのあるスローな家

 

3. 「太陽が遊びに来る木箱の家」タケワキ住宅建設

自然素材の美しさと機能性を両立させた「暖房効率のいい木の家」をご紹介します。この住まいは、こげ茶色の焼杉板と真っ白な漆喰が織りなすコントラストが美しい外観が特徴的です。そしてその魅力は見た目だけでなく、快適な住環境を支える暖房効率にも表れています。

1階・2階ともにワンルームの広々とした空間設計ですが、空気集熱式パッシブソーラー「そよ風」を搭載しているため、部屋全体に暖かい空気が循環します。仕切りのない設計でも、効率よく暖房できる工夫が施されており、同時に換気も行えるのが大きなメリットです。特に日当たりの良い2階に配置されたキッチン、リビング、ダイニングは、暖かな日差しとソーラー暖房の相乗効果で、一日中快適な空間になっています。

奥様のこだわりが詰まった白いタイル貼りのナチュラルなキッチンも魅力の一つ。アイランドキッチンを中心に、家族や友人と料理を楽しみながら、居心地の良い暖かな時間を過ごせるよう設計されています。

焼杉板と漆喰の外観美だけでなく、暖房効率や居住性にもこだわったこの家は、寒い冬も快適に過ごせる理想の住まいです。

 

タケワキ住宅建設
太陽が遊びに来る木箱の家